「フリーランスライターは始めやすいけど稼げない」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
確かに、フリーランスライターは比較的なりやすい反面、十分な金額を稼ぐのが難しい職業です。
「ライターを始めたい」と思っている人は、どのように収入を増やすかを考えておく必要があるでしょう。
そこでこの記事では、フリーランスライターとして活動していく上で、どのように収入を増やしていけばいいのかを紹介します。
将来のキャリアプランをイメージしておくことは大切なので、これからライターを始める人はぜひ参考にしてみてください!
フリーランスライタの平均年収
最初に、フリーランスライターの平均年収をチェックしていきましょう。
2015年とやや古めのデータですが、リクルートによると、ライターの平均年収は259万円、月収は18万円になっているようです。
約83%の人が150,000円~250,000円の間に収まるので、最初はこのレンジが目安になるでしょう。
とはいえ、始めたばかりの場合はこのレンジに到達するのが難しいと感じる人もいるかもしれません。
この記事では収入を増やすためのステップを順番に紹介するので、ぜひ参考にして稼げるライターになりましょう!
参考: ライター・記者・編集者の平均年収・月収2014~2015|はたらいく
収入が多いライターと少ないライターはどこが違う?
稼げるライターと稼げないライターにはいくつかの違いがあります。
稼げるライターになりたいと思っているなら、違いを意識して稼げるように活動していく必要があるでしょう。
稼げるライターと稼げないライターの大きな違いは以下の2つです。
- 受注する案件の単価
- 得意とするジャンル
もちろんライター業に充てる時間も影響しますが、時間はそれぞれの人によって異なるため、それ以外の要素を見ていきましょう。
受注する案件の単価
受注する案件は収入に直結する最も重要な要素です。
5,000文字の記事を書くとしても、案件によって報酬に2,500円・5,000円・10,000円のように差があります。
1記事5,000円で受注するライターは、2,500円で受注するライターの2倍を稼ぎます。10,000円であれば4倍です。
もちろん、難易度によってこのとおりになるとは限りませんが、同じ受注するなら単価が高い案件を受注することが大切といえるでしょう。
得意とするジャンル
自分が得意とするジャンルによって、単価の高低にはある程度の傾向があります。
金融系などの専門知識が求められるものは単価が高く、エンタメ系などは単価が低めの傾向です。
稼げるライターを目指すなら、どのようなジャンルをメインで活動するのかを考えることも大切といえるでしょう。
もちろん、単価が低い傾向があるジャンルでも、高いスキルを身につけていれば高単価案件を受注できる可能性は十分にあります。
フリーランスライターで稼ぐにはスキルが必要
どんなジャンルでライター活動をするにしても、フリーランスライターとして稼ぐなら基本的なスキルを身につけ、常に向上させ続けなければなりません。
ライター活動をメインとし、収入を向上させるためには以下のスキルを求められます。
- 執筆スピード
- リサーチスピード
- 専門性
いずれもライティングをする上で必要不可欠なスキルなので、積極的に学習していきましょう。
執筆スピード
執筆スピードを上げられれば、同じ時間を執筆に充てた時により多くの報酬をゲットできます。
5,000文字の記事を書くのに2時間かかる人と4時間かかる人を比較してみれば、2時間で書く方が大きく稼げることがわかるでしょう。
ここで重要なのは、記事のクオリティを維持したまま執筆スピードを向上させるというポイントです。
執筆スピードが上がってもクオリティが下がれば、クライアントからの信頼を失うことにつながるでしょう。
執筆スピードを上げることは重要ですが、記事のクオリティを向上させることはもっと重要です。
リサーチスキル
ライターが行う仕事は執筆だけではありません。情報をリサーチする機会も多いので、リサーチスキルも求められます。
案件によっては執筆にかかる時間よりリサーチにかかる時間が長いため、リサーチを迅速かつ正確に行うスキルが大切です。
また、リサーチしていると不正確な情報に出会う機会が多いため、どの情報が正確かを見抜く力も求められます。
細かいところまで正確に記載された記事を納品しつづければ、クライアントからの信頼を得ることにもつながるでしょう。
専門性
執筆する記事に対する専門性も収入を増やすためには重要です。
誰でも書けるような記事しか納品できなければ、報酬もそれなりのものにとどまってしまいます。
それ以上の報酬を得るためには、専門性が高い記事を納品する必要があるでしょう。
「自分にしか書けない記事があること」をアピールできれば、高単価案件を受注しやすくなります。
フリーランスライターとして収入を増やすための3つの方法
フリーランスライターとして活動し続けたいなら、収入を増やすための努力をすることが大切です。
努力し続けなければ収入を増やすのは難しいため、どのようにステップアップしていくのかを考えましょう。
ここでは、収入を増やすための3つの方法を紹介します。いずれも重要なポイントなので、意識してライター活動に励んでください。
積極的に営業して高単価案件を受注する
実績として提示できるクオリティが高い記事がいくつかできたら、それをアピール材料にして高単価案件にどんどん応募しましょう。
無駄に消耗することを防ぐためにも、文字単価が1.0円以上であることを目安にしてください。
テストライティングを求められる場合は、その段階で業務量を見極めて報酬に見合っているかどうかを判断しましょう。
文字単価には問題がなくても、画像編集が必要だったり細かすぎるマニュアルが存在していたりするなど、作業量と報酬が見合っていない案件も多数存在しています。
「この案件は報酬に見合っていない」と思ったら、その案件はテストライティングの段階で終了して継続受注しないことが大切です。
筆者の経験上、報酬が安かったり報酬に見合っていない作業量を課したりするクライアントほど悪質クライアントである確率が高くなります。
そもそも、人の労力・技術を安く買い叩こうとする段階で悪質クライアントです。絶対に受注しないようにしましょう。
仕事用のSNSアカウントを開設して営業する
本格的にライター活動を展開するなら、仕事用のSNSアカウントを開設するのもおすすめです。
SNSアカウントを通して宣伝すれば、それによって案件を受注できることもあるでしょう。
SNSがきっかけとなって有名なメディアで執筆するようになることもあります。
ライターとして稼ごうと思ったら、宣伝用のSNSアカウントを活用するのも有効な方法です。
ポートフォリオを用意してメディア運営企業に直接営業する
大手メディアであってもライターが不足していることがあり、メディア上でライターを公募していることがあります。
これに応募して契約を結べれば、より高い収入を目指せるようになるでしょう。
メディアの募集に応募するときは、ポートフォリオを用意しておくことをおすすめします。
ポートフォリオを添付して応募すれば、メディア側も選考時の参考にしやすいので親切です。
ライターとしてのスキルもわかりやすいので、必要なスキルが伴っていれば契約に結びつく可能性も上がります。
自分が書きたいと思うメディアを見つけたら、「メディア名 ライター募集」などと検索して公募していないかどうかを確認してみてください。
ライター経験を積んだら自分のアフィリエイトサイトを持つのもおすすめ!
フリーランスライターを続けていると、アフィリエイトサイトを運営するためのノウハウを身につけられます。
具体的には、以下のようなスキルが身につくでしょう。
- 適切なタイトルをつけるスキル
- タイトルに合わせて構成を作成するスキル
- 見出しに応じて本文を作成するスキル
- SEOに関連するさまざまなスキル
メディアには自社で販売している商品を宣伝するものや、アフィリエイトプログラムを使用して収益化しているものがあります。
いずれのメディアでも上記で掲載した4つは基本的なポイントなので、ライターとして活動しながら必要なスキルを身につけられます。
これらのスキルを活用してアフィリエイトサイトを運営すれば、自分のサイトから継続的に収入を得ることが可能です。
アフィリエイトサイトから収益を生み出すためには、ある程度の時間がかかります。
そのため、ある程度ライティングのスキルを身につけたら、早い段階でアフィリエイトサイトを始めるのがおすすめです。
順番にステップアップして稼げるフリーランスライターになろう
今回は、フリーランスライターとして稼げるようになるためのコツをいくつか紹介しました。
フリーランスライターは始めるのは簡単ですが、稼げるようになるためにはさまざまなスキルを身に着けなければなりません。
したがって、今回紹介したポイントを意識してライター活動を続けることが大切といえるでしょう。
ライターとしての技術を身につければ、自分のアフィリエイトサイトを運営して継続的に収入を生み出すことも可能になるでしょう。
キャリアプランを明確にして意識的に活動すれば高収入を得られるようになるため、ぜひ挑戦してみてください!