「自宅で働きたい!」「稼げる在宅ワーカーになりたい」と考えている人も多いのではないでしょうか?
在宅ワークの中にはさまざまなものがありますが、その中でも比較的求人が多いのが「在宅コールセンター」です。
在宅コールセンターと聞くと、「本当に稼げるのだろうか?」「完全成果報酬制の案件が見つかったけど応募してもいいのだろうか?」と考えてしまいます。
そこで、この記事では在宅コールセンターは本当に稼げるのか、どんな案件を選べばいいのかを紹介します。
事務職経験がある人やコールセンターで働いたことがある人におすすめの在宅ワークなので、自分にピッタリのところで働きましょう!
在宅コールセンターってどんな仕事?
コールセンター業務が在宅でできると聞くと、「どうやって業務を行うのだろうか?」「具体的には何をするのだろうか?」と疑問に思ってしまうものです。
基本的に、在宅コールセンターの仕事は「自宅で電話の受発信業務を行う」ことです。
一般的なコールセンターの仕事を自宅で行うだけなので、事務職やコールセンター経験がある人なら迷うことはないでしょう。
さまざまなタイプのコールセンターがあるので、自分にピッタリのものを選ぶことが大切です。
在宅コールセンターは比較的稼ぎやすい
在宅コールセンターは、さまざまな在宅ワークのなかでも比較的稼ぎやすい仕事です。
技術系の仕事であれば継続的に案件を受注し続けたり、自分で開発したものを販売したりしなければなりません。
そのような仕事には、最初は安定しにくいというデメリットがあります。しかし、在宅コールセンターなら電話の本数に応じて報酬が発生するので初心者でも比較的簡単に稼げます。
ただし、比較的簡単に稼げる反面大きく稼ぎにくいのはデメリットです。
50,000円~200,000円程度であれば問題なく稼げますが、それ以上稼ぐのは難しい可能性があります。
在宅コールセンターで働く上で必要なもの
在宅コールセンターで働くためには、いくつか用意しなければならないものがあります。
特に、以下のものは必須なので確実に準備してから仕事に応募しましょう。
- PC
- 静かな作業環境
- ヘッドセット
- インターネット回線
それぞれどのようなものが必要なのかについて簡単にチェックしておきましょう。
PC
PCは在宅コールセンターを始めるなら必須のアイテムです。
そこまでハイスペックなものは求められませんが、作業効率を高めることを考えるならデスクトップパソコンを1台用意するといいでしょう。
コールセンターによってはスペックなどが指定されていることがあるので、募集をチェックして確認してください。
静かな作業環境
電話の受発信をする仕事なので、静かな作業環境も必須です。
交通騒音や工事の騒音、ペットの鳴き声などが入らない環境を準備してください。
基本的には、仕事専用の部屋を用意するのがいいでしょう。
ヘッドセット
ヘッドホンとマイクがセットになったヘッドセットは、準備するように指示されることがほとんどです。
ヘッドセットを使うことで両手がフリーになり、入力作業を効率的にできるので必ず用意して仕事に望みましょう。
クライアントによっては「USB接続のヘッドセット」を指定されることがあるため、この場合は3.5mmピンジャックタイプではなくUSBタイプのものを購入する必要があります。
インターネット回線
在宅コールセンターでは常時接続できるインターネット回線が必要です。
とはいえ、普段から利用している光回線があればそれで問題ありません。
最低でも10Mbps~30Mbps程度の通信速度が確保できていることを確認しておくといいでしょう。
在宅コールセンターでは特別なアイテムや環境を求められることは少ないので、始めるためのコストはほとんどかかりません。
受信業務と発信業務はどちらがいい?
- 受信業務(インバウンド)
- 発信業務(アウトバウンド)
在宅コールセンターの仕事は、大きく上記の2つに分けられます。
受信業務と発信業務では、同じ電話の仕事でもその内容は全く異なるので注意が必要です。
ここではそれぞれの特徴を簡単にチェックしていきましょう。
受信業務(インバウンド)の特徴
- 問い合わせ対応
- カスタマーサポート
- クレーム対応
受信業務のコールセンターでは、上記のような業務がメインになります。
複雑な問い合わせに対応しなければならなかったり、理不尽なクレームを受けたりすることもあるので働きにくいと感じる人もいるかもしれません。
場合によっては、1件の電話に1時間以上の時間がかかることもあります。
電話の本数は少ないものの、1件ごとに相当の労力が必要になるのが受信業務です。
発信業務(アウトバウンド)の特徴
- テレアポ
- アンケート
発信業務はテレアポ(電話営業)やアンケートがメインの業務です。
基本的にこちらのペースで話を進められるのがメリットですが、電話の本数は受信業務より多くなるでしょう。
発信業務はひたすら電話を掛ける仕事といえます。
発信業務については以下の記事もあわせて参考にしてみてください。
働きやすさを重視するなら発信業務を選ぼう
「できるだけ働きやすいコールセンターで働きたい」と考えているなら、発信業務を選びましょう。
発信業務はこちらから電話を掛けるので、トークの内容や展開がある程度予想できます。
こちらのペースで話を進められるので、比較的会話しやすいでしょう。
変なクレームを受けて消耗する可能性も低いので、働きやすくおすすめです。
完全成果報酬制(出来高制)の在宅コールセンターはどう?
在宅コールセンターの仕事を探していると、報酬体系が完全成果報酬制(出来高制)になっているところが多く見受けられます。
「完全成果報酬制の案件は稼げるのだろうか?」と感じている人もいるのではないでしょうか?
結論から見ると、完全成果報酬制は案件によっては稼げるが稼げないものも多いといえます。
完全成果報酬制の案件を受けるかどうかで迷っている人は、これから紹介するポイントをチェックしてみてください。
テレアポなら完全成果報酬制を選ぶのもあり
営業やアンケートの電話を掛けるテレアポ(発信業務)なら完全成果報酬制の案件を選んでもいいでしょう。
1件あたりの報酬が定められており、たくさん電話をかければ掛けるほど稼げます。
アポを取れればインセンティブがつくことがほとんどなので、比較的稼ぎやすいでしょう。
単価が安すぎる案件には注意が必要ですが、報酬UP条件が明確だったり単価が妥当だったりする案件であれば受けても問題はありません。
完全成果報酬制のコールセンターで働くなら、効率的に電話を掛け続けることを意識するようにしてください。
受信業務なら時間報酬制(時給制)のほうがおすすめ
受信業務のコールセンターで働く場合は、完全成果報酬制はあまりおすすめできません。
カスタマーサポートやクレーム対応であれば1件あたりにかかる時間が予想しにくく、「1件あたり◯◯円」という報酬体系では割りに合わない結果になりがちです。
受信業務のコールセンターで働く人は、可能な限り時間報酬制(時給制)を採用しているところを選びましょう。
有名企業も在宅コールセンターを導入!
「在宅コールセンターを開設しているのはベンチャー企業や中小企業ばかりなのではないか?」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、大手企業でも在宅コールセンターを開設していることがあるので、大手企業で働きたいと考えている人でも探してみる価値があるでしょう。
大手企業が開設している在宅コールセンターの一例を紹介します。
Amazon
Amazonでは、在宅のカスタマーサービス・テクニカルサポートスタッフを積極採用しています。
電話だけでなくチャットやメールの対応も行うため、総合的なカスタマーサポートをする職種といえるでしょう。
業務に必要な機材もすべてAmazonから貸与されるので、始めやすいのも魅力です。
Apple
Appleでも「在宅勤務アドバイザー」としてカスタマーサポートを行う社員を募集しています。
MacやiPhone、Apple Watchなど、Apple製品に関する広範な知識を求められますが、Appleで働きたいと思っているなら有力な選択肢になるでしょう。
普段からさまざまなApple製品を使用しており、問題なく日常会話が行える程度の英語能力があるなら応募してみることをおすすめします。
在宅コールセンターで働きたいなら求人に応募しよう
今回は、在宅コールセンターとはどんなものか、本当に稼げるのかをチェックしていきました。
在宅コールセンターの魅力や特徴を簡単にまとめると以下のとおりです。
- 募集が多く、比較的簡単に始められる
- 初心者でも稼ぎやすく、50,000円~200,000円程度であれば問題なく稼げる
- 成果報酬制なら発信業務(アウトバウンド・テレアポ)のほうが稼ぎやすい
これから在宅コールセンターで働きたいと思っている人は、必要なものを準備して積極的に応募しましょう。
求人サイトなどで多くの募集を見つけられるので、まずは行動することが大切です。
気になる案件に応募して、在宅ワーカーとして歩み始めましょう!