在宅でできる仕事が何かないかと探していると、在宅テレアポの募集をよく見かけます。
多くの募集が出ていることを考えると「在宅テレアポってどうなの?」「実際に儲かるの?」という疑問が出てくるものです。
筆者は在宅テレアポをやった経験があるので、その経験から在宅テレアポの様子を詳しく紹介します!
在宅テレアポを始めようか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
※この記事で紹介している報酬は税抜です
在宅テレアポは手っ取り早く稼げる!
結論からいうと、在宅テレアポは続けられさえすれば手っ取り早く稼げる仕事です。
求人情報サイトやクラウドソーシングサイトを通して多くの募集が出ていて、選考も簡単なので応募すれば比較的簡単に始められるでしょう。
案件数も常時ある程度存在しているので、始めても案件がなくて全然稼げないという状態に陥ることはほぼありません(ただし、これは契約する会社によるかもしれません)。
体験からチェック!在宅テレアポってどれくらい稼げる?
それでは、筆者の体験を元に在宅テレアポがどれくらい稼げるのかをみていきましょう。
在宅テレアポは3ヶ月やると安定して稼げるとよくいわれているので、実際にそうなのかを紹介します。
契約した会社の報酬体系
筆者が契約した会社の報酬体系は以下の通りです。
- 発信(相手に着信): 26円/件
- 発信(相手に着信せず): 5円/件
- アポイントゲット: 150円/件
こちらは基本的な報酬ですが、次のようなタイプの報酬も用意されています。
- 月間3,000件発信: 15,000円
- 稼働時間中の研修: 500円/30分
これらのルールによって発生した報酬は、毎月末日締め翌月25日払いで支払われます。
完全出来高制の仕事なので、電話をかければかけるほど稼げるものです。
実際にもらった報酬の推移
実際にもらった報酬からどの程度稼げるのかみていきましょう。
在宅テレアポによって受け取った月ごとの報酬は次の通りです。
稼働時間は平日のみ1日6時間程度で、フルタイムの仕事よりやや短い程度といえるでしょう。
- 1ヶ月目: 約35,000円(下旬から稼働)
- 2ヶ月目: 約75,000円
- 3ヶ月目: 約102,000円
- 4ヶ月目: 約80,000円
- 5ヶ月目: 約98,000円
1ヶ月目は稼働日数が少ないので報酬も少なくなっていますが、2ヶ月目、3ヶ月目と進むにつれて報酬が増えていることがわかるでしょう。
各月の具体的な内容を詳しく紹介します!
1ヶ月目 下旬に始めたため日数が少ない
1ヶ月目は選考を通過し、実際に業務を始めたのが下旬なので稼働日数が非常に少なくなっています。
また、業務に慣れていないので1日に稼げる金額が少なく、合計報酬額も少なくなりました。
応募後の選考はほぼ確認のようなもので、応募者側に大きな問題がなければほぼ採用になるという印象です。
研修として多数の動画を視聴して内容に関するテストを行い、OKが出れば業務スタートです。
新人はアポイントを取ったときの登録作業をする前に、ディレクターのチェックが入ります。
チェック待ちで電話を掛けられない時間が多く、思ったように稼げませんでした。
1ヶ月目の報酬は1日あたり3,000円~4,000円程度です。
2ヶ月目: 中旬に事前チェック対象から外れて効率が上がる
数日働くと慣れてきてどんどん電話を掛けられるようになります。
ここでネックになるのがアポイント登録前のディレクターチェックです。
業務用チャットで「チェックをお願いします」と依頼してからOKが出る前に20分程度かかったこともあり、その間は全く電話できません。
ただ、比較的スムーズにアポが取れる案件が多く、入力ミスもほぼなかったので中旬にはチェック対象から外れました。
チェック対象から外れるとアポイント登録にかかる時間が3分~5分程度と大幅に短縮でき、効率が大幅に上昇します。
これによって電話をかけられる件数が大きく増え、1日あたり5,000円前後稼げるようになりました。
3ヶ月目: 仕事に慣れて効率が上がる
3ヶ月もすると総発信件数が3,000件を超え、業務にも慣れてきます。
仕事に慣れて効率が上がれば発信できる件数も増え、システムに情報を登録するのにかかる時間も減らせます。
3ヶ月目は臨時で休みを取った日も複数ありましたが、合計報酬は100,000円を超えました。
1日あたりの報酬は約7,000円です。
どうやら発信件数が3,000件を超えると年に2回行われる報酬引き上げ査定の対象になるらしく、対象者として登録されていました(査定結果が出て報酬が上がるまでには数ヶ月かかる)。
4ヶ月目: 面倒な仕事が多いために報酬が少なめになる
4ヶ月目に入ると役所相手の営業や経営者相手の営業など、面倒な仕事が多数入ってくるようになりました。
1件あたりの報酬は変わらないのに電話をつないでもらうのに手間がかかったり、たらい回しされたりして時間がかかり、その分報酬が少なくなってしまったのが残念なポイントです。
1日あたりの報酬は5,000円程度で3ヶ月目より少なくなったのはこれが原因といえるでしょう。
どんな仕事が割り当てられているかは事前にチェックできるため、面倒な仕事が連続している場合は休みにし、別の在宅ワークを始めたのもこの頃です。
5ヶ月目: 3ヶ月目と同程度の水準に戻る
5ヶ月目は面倒な仕事の件数が少なく、3ヶ月目と同程度の水準に戻りました。
1日あたりの報酬は7,000円~7,500円程度なので、特別おいしい案件を除いて1日6時間稼働の場合はこのあたりが上限になるのかもしれません。
1日に稼げた最高金額は約15,000円!
「ある程度稼げることは分かったけど、最大で1日にどの程度稼げるの?」と思っている人もいるのではないでしょうか?
筆者が1日で稼いだ最高金額は約15,000円です。
これは特別おいしい案件で、「発信先企業の登録住所を確認できればアポイント扱いとして登録する」というものです。
そのためアポイント扱いになる件数が多く、ほかのテレアポ案件より大きく稼げました。
これは頻繁に割り当てられるものではありませんが、当たったらボーナスのようなものといえるでしょう。
2時間~3時間などの短時間業務になることもありますが、割り当てられたら集中して取り組むようにして普段より大きく報酬額を増やせました。
在宅テレアポを始めるまでの流れ
最後に、在宅テレアポを始めるまでの流れを簡単にチェックしていきましょう。
筆者の場合は以下のプロセスで在宅テレアポを開始しました。
- 求人情報サイトから在宅テレアポ業務を発見して応募する
- 応募翌日に面接日を決めるメールが届く
- メールに返信した翌日に面接日が確定する
- 面接日(確定した日の翌週)にWeb面接を行う
- 即日契約が決まり、翌週に研修(2日間)を行うことになる
- 研修最終日に簡単なテストを実施する(1発合格)
- 研修終了翌日から業務開始
面接通過の研修は本来すぐに行うものですが、応募したときはほかの応募者も殺到していて研修の予約が取れず、翌週になってしまいました。
研修最後のテストは3回連続不合格になると契約不可になるといわれていましたが、実際には簡単な確認程度の内容だったので問題なく1発合格。
翌日から業務を開始できたので応募から選考、合格から研修は比較的スムーズだったといえるでしょう。
在宅テレアポは手っ取り早く稼ぎたい人におすすめ!
今回は筆者の経験から在宅テレアポでどの程度稼げるのかをみていきました。
在宅テレアポは大きく稼げる仕事ではありませんが、ある程度の金額を手っ取り早く稼ぎたいならとてもおすすめです。
本業が減って別の収入源が必要になった人や、事業が安定するまでつなぎになる仕事を探しているはぜひチェックしてみてください。
1日5,000円程度なら無理なく稼げるので、いざというときの収入源にはおすすめです。
あくまでも筆者が契約した会社の場合ですが、業績が右肩上がりで伸びていて常に人手不足といった感じでした。
インターネットが普及していてもテレアポの重要性が低くなっているとはいえず、今後もしばらくテレアポの需要はなくならないでしょう。
急いでお金を稼がないといけない人や、在宅ワークの手がかりを探している人は、ぜひご検討ください!